2025年10月5日日曜日

能動輸送

 

受動輸送は濃度を均一化したいという物理原理の下で行われているが、生物細胞は濃いものをより濃く(もしくは淡いものをより淡く)する必要もある。その際に使われる方法が能動輸送である。




(『新・大学生物学の教科書 第1巻』p.354/ブルーバックス/講談社 より引用)


能動輸送は濃度均一化という物理原理に逆らって行われるので、その仕事のためにエネルギーを必要とする。


能動輸送には、ATP加水分解が直接的に関与している一次能動輸送と、ATP加水分解が直接的には関与していない二次能動輸送に分けられる。


下図は一時輸送(例としてNa⁺-K⁺ポンプ:『新・大学生物学の教科書 第1巻』p.356/ブルーバックス/講談社 より引用)。Na⁺は濃度の低い細胞内から濃度の高い細胞外へと移動し、K⁺は濃度の低い細胞外から濃度の高い細胞内へと移動している。




二次輸送は一次輸送で得た高濃度分子(例:Na⁺)が再び低濃度層へ戻ろうとする作用(つまり濃度を均一化しようとする物理原理)に付随して、別の分子(例:グルコース)が低濃度層から高濃度層へと移動する(『新・大学生物学の教科書 第1巻』p.359/ブルーバックス/講談社 より引用)。




受動輸送・能動輸送ともに低分子の移動であり、高分子の場合は小胞にパッケージされて移動している。




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