外部からのエネルギーを必要としない受動輸送には2つの種類がある。
①リン脂質二重層を通しての単純拡散
②チャネルタンパク質やキャリアータンパク質を介する促進拡散
どちらも濃度の差異(濃度勾配)を利用した輸送手段である。
<単純拡散>
溶液は等しい濃度になろうとする原理が働いている。これはリン脂質二重層を通ることができる非極性分子に限る。
下図は水の場合
<促進拡散>
チャネルたんぱく質は刺激分子(リガンド)を結合すると、その孔が開く。その孔を通じて分子が濃度が高い層から濃度が低い層へと移動する。これによって親水性分子が細胞膜を通過することができる。
チャネルたんぱく質には、電位(電圧)や物理的刺激によって孔を開けるものもある。
キャリアーたんぱく質は、特定の分子を細胞外から細胞内へ(もしくは細胞内から細胞外へ)手渡しする役割をもつ。
下図はグルコースの場合
エネルギー源となるグルコースを多く必要としている筋肉細胞などはグルコースキャリアーたんぱく質を多く持っている。



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